1.中国と日本が共同で行う繁殖研究のため 以前、王子動物園でキンシコウの繁殖に成功し、世界で初めて里帰りをさせた実績から、平成12年より10年間、ジャイアントパンダの飼育繁殖研究を中国と共同で行うことになりました。 2.震災で傷ついた市民の心をいやし、復興の糧(かて)にすること 動物園入り口の正面に建設されたパンダ館で過ごします。屋外運動場には岩場や竹林、水場などがあり、視界を妨げるおりがないので、タイヤのブランコなどで遊ぶパンダの姿を間近に見ることができます。また、室内運動場には体重計が置いてあって、パンダが乗ればデジタル表示されます。将来に備え、タンタンの寝室には産室が設けられています。お食事以外の時間は、ちょっと遊んでねんね又はお昼寝をしています。 ![]() コウコウとタンタンのふるさと中国四川省は寒冷地なので、暑さは大の苦手です。ジャイアントパンダには汗腺がほとんど無く、体温調節をするのが難しいのです。(→犬などと同じようにハァハァ吐く息によって体温調節をします。)動物園では常にパンダの状態を観察して、気温が26℃を超えた時は屋外には出ず、24℃に設定された屋内運動場で過ごします。コウコウとタンタンを屋外運動場で見られるのは10月頃〜5月頃で、6月頃から9月頃までの夏の暑い時期は室内運動場にいます。
パンダ団子 笹だけではデンプンなどのカロリーが不十分なのでパンダ団子は重要な食べ物。栄養補給のために、1日に1kg前後与えています。パンダ団子の大きさはソフトボール大で、材料は竹粉、大豆粉、トウモロコシ粉、米粉、それと卵の黄身、ビタミン、砂糖、塩、カルシウムが少々。病気になったときには、薬を混ぜて一緒に食べさせます。好奇心おう盛なコウコウは来園4日目に3つ食べましたが、タンタンは、口にしてもすぐに吐き出してしまい、ニンジンの真ん中をくりぬいてパンダ団子を詰めてみたりして、飼育担当者の方々は四苦八苦だったそう。来園から15日目の7月31日(2000年)、やっとタンタンが手作りのパンダ団子を食べてくれたということです。
ニンジン・りんご・ペレットなどの副食は竹と一緒に準備されますが、竹よりも好きでいつも先に食べてしまいます。けれども、副食を多量に与えると腹痛を伴うプリンのような白い粘液便が出るので、できるだけ少なくしているそうです。 1.うれしい時や機嫌のいいときはヤギのような声を出したり、でんぐり返りをしたり、おもちゃで遊んだりします。 2.食べるものが欲しい時などは甘えた声も出します。 3.恋の季節には羊のような小鳥のような声で鳴きます。 4.怒った時は「ワン!」と吠えます。 来園当初、飼育担当の方は警戒心の強いタンタンに、何度も「ワン!」と怒られたそうです。鳴き声は12種類くらいあり、恋の季節に鳴き方が多くなります。 |