分類  食肉目 ジャイアントパンダ科

ジャイアントパンダについてはまだ謎の部分が多く、分類は学者によってまちまちで、クマ科やアライグマ科に含める分類の仕方もある
 野生での生息数が約800〜1000頭と言われ、ワシントン条約で売買が禁止されている希少動物
体長 130〜150cm  体高 70〜80cm  体重 100〜150kg
立ち上がると170cmにもなる

※中国語名は「大熊猫」(ターシュンマオ)、和名「シロクログマ」、英語名「Giant Panda」(ジャイアントパンダ)
パンダの学名(ラテン語の学名) Ailuropoda melanoleuca アイルロポーダ・メラノレウカ
≪ギリシャ語の黒(メラス)と白(レウコス)からきている≫

◆ワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)
 野生動植物の国際取引が乱獲を招き、種の存続が脅かされることのないよう、取引を規制する内容。その取引が種の存続を脅かすものではなく、かつ、適法に捕獲されたことを輸出国が認めたうえで発行する輸出許可書がなければ、野生生物の輸入を行ってはならないとするのが基本的な仕組み。一部の国では、科学的根拠が乏しいなどの理由から特定の種に限って規制を受けないように条約の適用を留保している。
 1973年にワシントンで採択されたことにちなんだ呼び方で、サイテス(CITES)とも略称される。希少性に応じて規制の程度は、「付属書1」(商業目的の国際取引を禁止)、「付属書2」(商取引に輸出国の許可証が必要)、および「付属書3」(国ごとに品目を指定)と3区分されて、それぞれの付属書に品目が記載されている。日本は80(昭和55)年に加入。97年9月現在、138カ国が加盟。ゴリラ、ジャイアントパンダなど約950品種の国際商業取引を禁止、または規制している。
 日本では、国内商取引が自由であると密猟や密輸が助長されかねないことから「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」を制定し、国内取引の規制も行われている。が、日本に対しては欧米諸国とともに野生生物の世界有数の輸入国であるとして厳しい規制を求める声が強い。(参考資料 現代用語の基礎知識)

※ジャイアントパンダは「付属書1」 



ネガリヤーボンヤ(ネパール語)  「竹を食べるもの」という意味
※この件につきまして、ネパール王国大使館に問い合わせてみましたら、現在ネパールではジャイアントパンダのことは「ジャイアントパンダ」(英語)と呼んでいるとのことでした。ネパールのごく一部の地域の方言なのかもしれません。



四川省西北部、陝西省南部〜甘粛省南部にかけての高山地帯
海抜1800〜3000mの湿気の多い竹林や針葉樹と広葉樹が茂る森林地帯
気温−夏20℃ 冬マイナス13℃
昔は、中国・ベトナム・ミャンマーにかけて分布していたことが化石によって分かっている


・オス・メス共に単独で暮らし、冬ごもりはしない   ・行動範囲は5ku なわばりは無し
・1日に10〜16時間眠り、いつも同じ道を歩く  ・木登りは得意、降りるのは苦手でよく落ちる
・野生のパンダは竹の葉や茎、タケノコなどを好み、昆虫や小動物も食べる
・ジャイアントパンダは草食動物だが、化石からパンダの祖先は元々肉食だったことが分かっている このため、草食動物にしては腸が短いために、1日に30kgもの笹を食べて栄養を補う→食べたもののうち栄養として吸収されるのは約20%
・竹を持って食べるために手首の骨が進化した、人間の親指の役目をする第6の指(六指突起)がある
・からだを掻いたり触ったりするのは前脚のほうが楽な時でもなぜか後ろ脚
・木に登るのは「求愛行動」「危険回避」「休息」のとき



1.自然の中では雪の白と岩の黒の保護色になり、敵に見つかりにくい
2.体温調節に役立つ
3.目の周りの黒は敵を威嚇するため、あるいは雪のまぶしさよけといわれる


4月頃、恋の季節  妊娠期間は125〜150日で、1〜2頭生まれる
赤ちゃんの大きさはお母さんパンダの約1000分の1 体長約10〜15cm 体重約100〜150g
   生後    7日  白黒模様が出てくる

         40日  目が開く
         3ヶ月  はう
         4ヶ月  歩く
         6ヶ月  木に登る
       8〜9ヶ月  離乳
      1〜1才半  ひとりだち

  オス6〜8才 メス4〜5才で大人(生殖可能)になる


世界の動物園では20〜25歳まで生きている


1.繁殖率や生まれた仔の生存率が他の動物に比べ低い
2.可愛くてめずらしい動物であるために捕獲された
3.人間による自然環境の破壊が生息地を減少させた
4.竹を主食にしているが、60〜80年に1度竹は一斉に開花し10年は再生しない  このため、餌が無くなり多くが餓死した

※反対に、世界の人口は60億人を超えました。西暦1900年当時の地球の人口は16億5千万人で、なんと100年で3.6倍増。歴史上前例の無い膨張ぶりなんだそうです。(日本でも江戸時代の人口は3000万人、明治初期は3500万人、現在は1億2500万人。)希少動物を守るためには生態系を保護しなければなりません。人が生きていくために自然環境が破壊されてきてしまったのですが、人間だけの地球ではないので、希少動物は特に保護していって赤ちゃんをたくさん産んでほしいですね。<槿>




 参 考
神戸市立王子動物園
動物科学資料館特別展
「パンダが神戸にやってきた!」
展示資料
はばたき46号
TBS 神々の詩
「滅びゆく者 パンダ」
「野性的大熊猫」ケレン・スー